STUDIO TOKI のブログ
Google NotebookLMを活用したい！
こんにちは！トキ・テックのサポート・スタッフチームの淺野です。
ボクが所属するサポート・スタッフチームは、メンバーごとにプランニングから映像・制作、プロモーションまで、コンテンツに関わる作業のさまざまな分野でサポートしています。
ChatGptなど、一般的にもAIツールが普及したこの頃、どのようにAIツールを活用していますか。僕はいろんなAIサービスを試してみるものの”使いこなしている”かと言われると、正直そこまで…といった感じです。
そんななか、僕が可能性を感じているのがAIアシスタントツールの「Google Notebook LM 」。
僕は基本的にGoogle Workspaceが好きなので、基本的にAIのサービスでGeminiを使っていますが、同じくGoogleシリーズのひとつとして注目しています。
Google Notebook LMとは
Notebook LMは主にテキスト要約と、どんな内容なのかをチャット形式に回答してくれるサービスで、例えばPDFの資料や、WEBサイトのリンク、YouTubeの動画などを「ソース」として設定しておくとその内容を元に知りたいことを教えてくれます。
GeminiやChatGptとのテキスト系の生成AIとの大きな違いは、Geminiなどは回答を、広い情報量から回答を導き出してくれるのに対し、Notebook LMはユーザーが設定した特定の情報から回答してくれるので、より専門性に優れた回答を出してくれるようです。
ボリュームの多い動画や、サービスなどの利用規約なども登録しておいたりすると便利なのだとか…。
・・・で、どう使う？
そんなNotebook LMは、非常に優れたサービスで可能性も高く感じるだけに、「ぜひ使ってみたい！」(使いこなしている風に言ってみたい！)。
でも実際の活動の中でどう使えばいいか、よくわからない…。
なのでいろいろ試してみました。
そこでまずやってみたのが、職場で使う「内線表」をNotebook LM登録してみました。
「○○さん 内線」などでチャットで質問すると「○○さんの内線は●●●●」と、結果的には欲しい情報を見つけ出してくれました。
僕から社内に電話を掛けるときには使えそう…。
でも突発的な電話を自分を経由してほかの人に電話を回す場合は、Notebook LMを立ち上げて、指示を打ち込んで、回答を待って…というシーンでは時間がかかりすぎる気がします。
自分の席ならあらかじめ、内線表のプリントアウトを手元に置いておいたり、取次先が近くにいるなら内線番号を聞いてしまう方が早いかもしれません。
次に試してみたのが、プロジェクトの「マニュアル」を登録しておくというもの。
GoogleのサービスであるNotebook LMは、アカウント連携で、PCで登録した情報元をスマホのアプリなどでも立ち上げて使えるのも魅力の一つ。また膨大な資料にも対応でき、片手でパッと操作できるので現場作業にも最適。僕だけの最強のヘルプデスクを手に入れた気分に浸れました。
が、実際に試してみたところ、正直「不安の方が勝る」といったところで、結局はマニュアルと照らし合わせての確認をすることになりました。
情報元が限定されていることがこのサービスのいいところの一方で、情報元に記載がなければ回答は出てこず、「要約」してくれるサービスなだけに、多くの情報元から本当に正しいところから抜き出してくれているかは確認したいという葛藤…
「何について知りたいか」という指示を考えるより、いまのところ「読めばわかる」に軍配が上がるので、現場作業で使うにはシーンは限られてくるかもしれません。
…といった感じで、可能性を感じるサービスだけに、自分のなかでの活用方法を模索中です。
もっと伝えたいNotebook LM！
Notebook LMの魅力はほかにもたくさんあります。
自分が登録したノートを、誰かと共有できるので、AIサービスに不慣れな方もリンクを渡すだけで簡単に使ってもらえます。また音声や動画生成、マインドマップの作成ができる機能も付いています。さらに通常の無料プランでも管理できるノートブック数は100、各ノートごとに50のソースが登録でき、複合的に要約してくれる個人で使うには十分なボリューム。
また海外の情報元も日本語で要約してくれるので、英語が苦手な人も内容を動画や資料を把握することもできちゃうんです。
注意点としては、情報元のメンテナンス。場合によっては資料の差し替える必要があることや、WEBサイトを情報元として登録した際に、登録したタイミングでの該当URLのみのページの情報のみ登録されるため、例えばトップページ下の階層の部分までの情報までは取り切れず、また会員制のページ(有料配信、限定公開)も読み取れない仕様になっています。
今回は僕なりの視点で「Google NotebookLM」の紹介をしてみましたがいかがだったでしょう。もっと有効的な活用方法がありそうですが、いままで触れる機会がなかった人はぜひ触れてみてはいかがでしょうか。
