STUDIO TOKI のブログ
カラーバーの用途
トキテックのサポートスタッフチームの田中です。
普段はテレビ局で番組のAD(アシスタントディレクター)の仕事をしております。
是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。
質問です
突然ですが皆さんはこちらのカラフルな画像を見たことがあるでしょうか?
深夜まで起きている人は「ピー」という機械音と共にテレビから流れているのを見たことがあるかもしれません。
こちらの画像は「カラーバー」と呼ばれる物で、テレビの仕事ではよく目にする事があります。
このカラーバーにはちゃんと意味があるので、今回はそれを紹介して行きます。
まず、カラーバーはどのタイミングで付くと思いますか?
多くの人は、編集アプリなどの編集だけでつける物だと思うでしょうが、違います。
実はこのカラーバー、カメラでも付ける事ができるんです。
カメラマンさんに撮影していただいた素材を確認すると、ほぼ全てのロケで、1つ目の素材にカラーバーが入っており、大きなカメラではこのカラーバーを出す機能がついています。
なぜカラーバーを付けるのか?
主に理由が2つあり、
・音と映像の再生チェック
・カメラ本体とモニターとの色の誤差調整
があげられます。
1つ目の理由は、単純に撮影開始前のカメラチェックです。
2つ目の理由は、カメラのインサート撮影や定点の撮影をする際に、モニターを出してディレクターが画面を確認しながら撮影をする事があります。
その際モニターとの色の違いが出ることがあります。
これの調整をしないと、モニターでは綺麗でも実際の素材の色が、見えていた色とは変わってしまったり、最悪の場合ピントがあっているのかが分からなくなる事があります。
なのでこのカラーバーテレビの撮影では、なくてはならないとても重要な画像になります。
今回は以上になります!
最後まで見てくださりありがとうございます。
次回のブログもよかったら見てください!